この記事のポイント!
- 手数料割引:ウェルスナビ・テオ
- 自動税金最適化(DeTAX):ウェルスナビ・テオ
- 下落ショック軽減機能(TVT機能):楽ラップ
- おすすめ:テオ=ウェルスナビ>楽ラップ
こんにちわ。
まなすけまなこ(manasukemanako)です。
投資先として人気が出ているロボアドバイザーですが、ロボアドバイザーを提供している会社が複数存在しているため、
- どのロボアドバイザーを選べばいいかわからない
- お得なロボアドバイザーがわからない
- ロボアドバイザーごとの特徴やメリット・デメリットがわからない
という方も多いと思います。
今回は、ロボアドバイザーの中でも人気の3社(ウェルスナビ・テオ・楽ラップ)を比較して詳しく紹介していきます。
また、どのロボアドバイザーに投資するのがおすすめなのか、合わせて紹介していきますね。
ウェルスナビ
- ノーベル賞受賞者の理論に基づいた金融アルゴリズム
- 世界約50カ国1万1,000銘柄に分散投資
- 長く運用を続けることで手数料を割引(長期割)
- 分配金の再投資やポートフォリオの自動リバランス
- 自動で税金の最適化(DeTAX)


ノーベル賞受賞者の理論に基づいた金融アルゴリズム
ウェルスナビの運用には、ノーベル賞受賞者の理論に基づいた金融アルゴリズムが利用されています。
この金融アルゴリズムに従って自動資産運用を行ってくれるので、投資知識や市場の動向などの事前知識が不要です。
投資初心者の方も、投資のプロと同じように資産運用をすることができます。
世界約50カ国1万1,000銘柄に分散投資
投資リスクを分散させるため、ウェルスナビは世界約50ヵ国1万1,000銘柄に分散投資をしています。
投資先は資産クラスに分けられており、この資産クラスに分散投資することで投資リスクを分散させています。
一つの投資先が落ち込んでも、その他の投資先でカバーすることができるので、世界経済の成長と一緒にリターンを得ることが期待できますね。
長く運用を続けることで手数料を割引(長期割)
ウェルスナビを続けた期間と運用金額に応じて6カ月ごとに手数料の割引がされるサービスです。
手数料は最大0.90%まで割引されるのでお得ですね。
適用条件
- 長期割の判定は毎月1日に実施され、総入金額(長期割判定額)が50万円以上あると当月から長期割期間が開始
- 出金を行うと「長期割期間」は終わってしまうので注意が必要です。再度投資を行うことで再び「長期割期間」は開始されます
- 50万円~200万円未満の場合:割引率0.01%(年率)
- 200万円以上の場合:割引率0.02%(年率)
分配金の再投資やポートフォリオの自動リバランス
ウェルスナビは、資産運用で受け取った分配金が一定額以上になると、自動で再投資を行ってくれます。
この再投資により、複利効果による資産の成長を促すことができ、長期運用で安定して資産を増やしていくことが期待できます。
- 年利0%で年間12万円投資 = 20年後は240万円
- 年利3%で年間12万円投資 = 20年後は332万円(差額+92万円)
- 年利19%で年間12万円投資 = 20年後は756万円(差額+516万円)
アインシュタインが人類最大の発明と言ったように、複利による効果はすごいです。
早く資産運用をすることで、それだけ複利効果を早く実感することができますね。

スマホアプリで手軽に投資
ウェルスナビのスマホアプリでいつでもどこでも投資することができます。
スマホがあれば、いつでもどこでも手軽に投資や資産状況を確認することができるので便利ですね。
資産管理サービスと連携ができる
資産管理サービスの「マネーフォワード」「Moneytree」「zaim」と連携することで、ウェルスナビの資産状況を確認することができます。
資産を一括管理できるサービスと連携することで、資産状況をすぐに確認でき効率よく投資をすることができるようになりますね。
マネーフォワード
Moneytree
zaim
自動で税金の最適化(DeTAX)
DeTAXとは、分配金やリバランスなどによって生じた税金を、自動的に最適化を行い投資効率の向上が期待できる機能です。
このDeTAXはウェルスナビの標準機能となるので、追加登録なので作業は不要です。
こういった積み重ねが投資効率を向上させ、他のロボアドバイザーと将来差が出てくるところですね。
テオ
- 1万円からロボアドバイザー投資
- 世界約86カ国1万1,000銘柄に分散投資
- ポートフォリオの自動リバランス
- THEO COLOR PALETTEで手数料最安
- THEO Tax Optimizerで税金最適化



1万円からロボアドバイザー投資
他のロボアドバイザーの最低投資額は10万円とかが多い中、テオは1万円からロボアドバイザー投資をすることができます。
少額からロボアドバイザー投資を始められ、他のロボアドバイザーと比べて気軽に投資ができるのが良いですね。
自動積立サービスもあるので、まずは1万円から投資をして毎月コツコツと積立投資を始めることもできます。
世界約86カ国1万1,000銘柄に分散投資
約40種類のETFをはじめ、世界約86ヵ国1万1,000銘柄に分散投資をしています。
また、投資先は6つのアセットクラスに分類しているので、バランスよく分散投資ができます。
分散投資することで投資リスクを低減し、安定した資産運用を実現することができますね。
ポートフォリオの自動リバランス
ポートフォリオを定期的に自動でリバランスを行ってくれます。
リバランスによりポートフォリオを維持して収益性を高めることを目指していますが、確実に収益性を高めることではないので注意が必要です。
リバランスによる効果は市場と連動しており、構成ETFの見直しはグロース・インカム・インフレエッジ毎に実施します。
グロース:3カ月毎 インカム:3カ月毎 インフレエッジ:1ヵ月毎
ポートフォリオの内訳 | |||
種類 | グロース | インカム | インフレエッジ |
ニーズ | 長期的に資産を形成したい | 低いリスクでインカム収入を得たい | 保有資産の実質的価値の目減りを避けたい |
組入れETF | 新興国株・先進国株 | ハイイールド債券・先進国債券・投資適格債券・新興国債券 | コモディティ・リート(不動産)・先進国株・先進国国際 |
THEO COLOR PALETTEで手数料最安
THEOの手数料は通常1.0%ですが、「THEO COLOR PALETTE」により手数料が最大0.65%(年率・税別)まで下がります。
50万円からは手数料0.80%になるので、他のロボアドバイザー投資と比べても手数料が安く最安です。
※同じロボアドバイザーのウェルスナビは長期割で最大0.90%
ロボアドバイザー投資は手数料が高いとされていましたが、「THEO COLOR PALETTE」により手数料が最大0.65%になったことで、対抗して他のロボアドバイザーの手数料も下がってくれば、より効果的に資産運用ができますね。
カラー適用条件として、毎月積立投資をしていることが条件なので気を付けましょう。積立投資をしていない場合は「ホワイト」カラーになります。

カラー | 手数料 | カラー基準額 | |
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ホワイト | 1.00% | – |
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ブルー | 0.90% | 1万円以上50万円未満 |
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グリーン | 0.80% | 50万円以上100万円未満 |
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イエロー | 0.70% | 100万円以上1,000万円未満 |
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レッド | 0.65% | 1,000万円以上 |
THEO Tax Optimizerで税金最適化
2019年6月から、新たにTHEO Tax Optimizer(自動税金最適化)サービスが開始されました。
ウェルスナビでは既に提供されていたサービスですが、テオも自社開発アルゴリズムを利用して、ポートフォリオの資産配分を維持しながら税負担を軽減することができるようになりました。
対象は、口座区分を「特定口座(源泉徴収あり)」に設定している方なので、テオで口座開設する際は特定口座(源泉徴収あり)で開設しましょう。
楽ラップ
- ラップサービスで気軽にロボアドバイザー投資
- 下落ショック軽減機能(TVT)機能によるリスク低減
- 運用計画の見直し
- ポートフォリオの自動リバランス
- 最適な低コストファンドの選定


ラップサービスで気軽にロボアドバイザー投資
ラップサービスは、一人一人の資産運用に対する考え方に沿った運用方針に基づいて、銘柄選びや売買・管理をすべてお任せする「投資一任契約」を結ぶサービスです。
ラップサービスを利用すれば、ウェルスナビとテオと同じく全てお任せ運用で大丈夫なので、気軽にロボアドバイザー投資をすることができますね。
下落ショック軽減機能(TVT)機能によるリスク低減
株式市場の値動きが大きい状況が続いた場合、比較的影響の少ない債券へ配分を自動で増やしてくれる機能です。
価格変動による影響を軽減したい方におすすめの機能ですね。
9つの運用コースにはTVT機能なし/ありがあるので、TVT機能が必要ない場合はTVT機能なしの運用コースを選択しましょう。
- 株式市場の値動きが大きい状況が続いた場合、損失を緩和させる効果が期待できる
- TVT機能が動いている時に株式市場が上昇した場合、上昇分を確保できない可能性がある

運用計画の見直し
楽ラップのおまかせ運用を始めた後は、状況に応じて運用コースや積立額の調整をしましょう。
楽ラップは、毎月の積立金額から追加投資、運用コースを変更することが可能です。
毎月の投資が難しくなった時や急な出費が必要になった時も、いつでも変更・解約することができるので安心ですね。
見直しポイント
- 積立:毎月1万円から自動追加投資が可能
- 増額:1万円から追加投資可能
- 運用:運用開始日の翌々月から運用コースを変更可能
- 減額:運用開始日の翌々月から投資資金の一部を換金可能
- 解約:運用開始日の翌々月から投資資金の全部を換金可能
減額の場合、預けている資産が一定金額(5万円)を下回ると、運用が困難であると判断され、契約解除される可能性があるので注意が必要です。
継続して楽ラップを利用したい方は、減額の際、残りの資産が5万円以上になるようにしましょう。
ポートフォリオの自動リバランス
長期運用中は、経済状況によりポートフォリオが崩れてしまうことがあります。
ポートフォリオが崩れたままだと理想の資産運用ができなくなってしまうので、ポートフォリオにズレが生じた場合はズレの修正が必要です。
楽ラップは自動分配調整(リバランス)機能を提供しているので、ポートフォリオのズレを自動で修正してくれます。
リバランスにより、特定の資産の割合が増えないことやリスクを分散する効果が期待できますね。
最適な低コストファンドの選定
運用にかかるコストは、長期運用において一番パフォーマンスに影響がでる要因です。
楽ラップは、低コストのインデックスファンドの中から最適なファンドを選んでいるので、コスト削減により長期運用パフォーマンスの向上が期待できます。
ロボアドバイザー比較
比較内容 | ウェルスナビ | テオ | 楽ラップ |
手数料 | 1.0%(長期割で最大0.90%) | 1.0%(条件により最大0.65%) | 最大0.990% |
運用タイプ | 投資一任 | 投資一任 | 投資一任 |
運用対象 | ETF | ETF | ETF |
最低初期投資額 | 10万円 | 1万円 | 10万円 |
自動積立 | 1万円から1円単位 | 1万円から1,000円単位 | 1万円から1円単位 |
入金・出金・積立手数料 | 基本無料※金融機関振込の場合はお客様負担 | 基本無料※金融機関振込の場合はお客様負担 | 基本無料※金融機関振込の場合はお客様負担 |
その他 | 長期割・自動リバランス・DeTAX機能 | THEO COLOR PALETTE・自動リバランス・THEO Tax Optimizer | 自動リバランス・下落ショック軽減(TVT)機能 |

手数料はテオ>ウェルスナビ>楽ラップの順番でお得になります
おすすめランキング
1位:テオ
ポイント
- 1万円から気軽にロボアドバイザー投資ができること
- THEO COLOR PALETTEで手数料が安いこと
- THEO Tax Optimizerで自動税金最適化ができること
ロボアドバイザー投資は「長期・積立・分散」を基本としているので、現時点で一番その条件に一致しているのがテオです。
1万円から投資ができるのもおすすめポイントですね。
2位:ウェルスナビ
ポイント
- ロボアドバイザー人気No.1
- 長期割で手数料が安いこと
- 自動税金最適化ができること
ウェルスナビはロボアドバイザー人気No.1ですが、テオと比べて手数料の割引率が少ないため、おすすめランキング2位となりました。
以前のままなら1位でしたが、テオがTHEO COLOR PALETTE、THEO Tax Optimizerサービスを連続して出してきたので2位という結果に…
3位:楽ラップ
ポイント
- 下落ショック軽減(TVT)機能があること
- 他社の手数料割引がなければ一番手数料が安いこと
楽ラップの一番の特徴は、下落ショック軽減(TVT)機能です。
長期運用時は、数年~10年に1回は大きな下落が発生しているので、TVT機能で安全に資産運用をすることができます。
また、ウェルスナビやテオの手数料割引には条件があるので、この条件を満たしていない方は1.0%になります。
楽ラップは0.990%なので、若干ですが手数料の面では一番安いことになるのでおすすめです。
まとめ
テオが本気を出してきたおかげで、ロボアドバイザーの人気が変わりそうです。
ロボアドバイザーは「長期・積立・分散」投資でこそ、その力を発揮して資産を成長させることができます。
サービス内容として3社には大きな差はありませんが、長期運用時のコスト面を考えるとテオが一歩リードしている感じですね。
これからロボアドバイザー投資を始めたい方やロボアドバイザー投資が気になっている方は、是非参考にしていただければと思います。
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