【金沢➆】茶屋文化ってなんだろう?ひがし茶屋街の「志摩」「懐華樓」に行ってみた!

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金沢のお茶屋文化ってなんだろう?

金沢に行ったら三大茶屋街の「ひがし茶屋街」「主計町」「にし茶屋街」には行ってみたい!と思う方も多いと思います。

しかし…お茶屋さんっていったいどんな場所でどんな歴史があるのか…?

正直よくわからない…

そんな疑問を解消すべく、ひがし茶屋街の国指定重要文化財として営業当時の姿をそのまま残している「志摩」と現在でも営業しているお座敷「懐華樓」に実際に行ってみました。その様子も交えながらお茶屋文化の歴史についてご紹介していきたいと思います!

ひがし茶屋街の「志摩」「懐華樓」はどこにある?

「志摩」「懐華樓」基本情報
  • 「志摩」
    住所:石川県金沢市東山一丁目13-21
    開館時間:9:00~18:00(無休)
    料金:一般500円/小中学生300円
    お茶室:「寒村庵」お抹茶+生菓子700円/お抹茶+干菓子500円(入館料別)

 

  • 「懐華樓」
    住所:石川県金沢市東山1-14-8
    開館時間:9:00~17:00(無休)
    料金:750円
    懐華樓カフェ:各種メニューあり

「志摩」「懐華樓」どちらもひがし茶屋街メインストリート(二番町)のなかほどにあります。

距離も近いので両方回ることも可能ですし、どちらか片方でも茶屋建築やお茶屋文化を体感することができると思います!どちらにするか迷っている場合はぜひ以下の記事を参考にしてみてくださいね!

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国指定重要文化財「志摩」を見学してみよう!

まずは国指定重要文化財「志摩」にお邪魔させていただきました。実際に内部を見学できる施設は「志摩」「懐華樓」「お茶屋文化館」の3つのみとなっています。
  • 文政3年(1820)の茶屋街創設当初に建てられた茶屋建築
  • 全国的にも類例の少ない茶屋建築
  • 平成15年12月25日に国の重要文化財に指定
看板の内容からも「志摩」が茶屋文化を現代に伝える重要な文化財であることがよくわかりますね!実際に茶屋文化、茶屋建築とはどういったものなのかさっそく体感してみましょう!

館内には荷物の持ち込みは禁止、撮影はコンパクトカメラもしくは携帯電話なら可能です。(※ビデオ撮影、一眼レフなどの大型カメラでの撮影はNG)

入口で入館料を支払い、荷物をロッカーに預けます。靴を脱いでお座敷に入りますのでサンダルなどでお越しの場合は靴下を準備しておくとスムーズです。(ない方用に靴下の販売もありました。)

ワンポイントアドバイス
「北鉄バス1日フリー乗車券」購入の方はフリー乗車券の提示で「入館料50円引き」!
お持ちの方は忘れずに提示するようにしましょう!
荷物も預けて身軽になったところで、見学は2Fからはじまります!どきどき~

2Fは客間となっており、こちらで舞や三弦などの遊芸が披露されます。

押し入れなどの収納は一切なく一般の居住をメインに考えた造りとは異なることがわかります。

また1Fよりも2Fの方が天井が高いこと、間仕切り壁がないことも特徴的で、あくまでも遊芸を主体とした造りとなっていることに贅沢さと感じます。

室内に入った瞬間から別世界に入り込んだように感じさせるのは茶屋遊びの大切なポイント。そのため非日常を感じさせる工夫を随所に見る事ができます。じっくり探してみましょう!

朱色の壁、金箔の貼られた屏風、ふすまや格子にしつらえられた繊細な装飾。

お客が床の間を背にして座っていると、その正面の控えの間が演舞の場となり、あでやかな舞や三弦などの遊芸が披露されるしくみだったようです。館内にはところどころに説明文がありますので案内を読みながら自由に見学することができます。

広間には「お茶屋遊びとは何か?」の疑問に関する答えがありました!ふむふむ…
  • お茶屋遊びは、限られた空間と時間の中で繰り広げられる非日常の世界
  • もてなす側ともてなされる側がともに芸に興じてこそ、茶屋遊びの「粋」は成り立つ
  • 客の側にも芸を解する力量が問われる
なるほど…お茶屋遊びをする上で最も重要なのが「もてなす側、もてなされる側両方の粋が合って茶屋遊びが成り立つ」という事のようです。つまり客側にも一流の教養と懐の広さが必要だったんですね~。

お茶屋さんは基本的に一見さんお断り。茶屋遊びにはお客側にも「粋」を解する力量が必要だからこそのルールですが、一見さんお断りの理由はその他にもあるようです。

一見さんお断りの理由とは
  • お茶屋の支払いはツケ!信頼関係で成り立つビジネス
  • 特別な空間、特別なお客様を作るため
  • 女所帯のお茶屋でトラブルはご法度!
ツケ払い!!たしかにその場でごそごそ支払うのは江戸っ子っぽくはないかもしれない…。

ツケとなると信頼のおけないお客様をお相手には商売できないですよね。またお茶屋さんは基本女所帯でトラブルに対処するのも女将さんになるわけですのでそういった点でも「一見さんお断り」は合理的な制度だということがわかります。

室内から外に目を向けてみましょう。

お座敷の広間とはなれのお部屋からは1Fのお庭が眺められる造りになっています。

200年前の建物から手を加えずそのままの姿を残している為、クーラーなどの設備は一切なし…!しかし、このお庭を抜けてくる涼しい風を感じつつ芸妓さんと旦那衆がお茶屋遊びに興じていたのかななんて想像するのも楽しいですね。

階段で1Fに降りるとお庭の目の前に出られます。

お庭のすぐ横には台所と帳場があり、その奥はお茶室「寒村庵」になっています。こちらでお抹茶と生菓子を楽しむ事ができます。

通常お茶屋では料理の提供はないので、台所には主にお酒用のとっくりやちょっとしたお皿が置いてあるくらい。2Fのような華やかさはないですが、重厚な食器戸棚は目を見張るものがあります。

当時実際に使用されていた盃、髪飾りなどの装飾品の展示もありました。こちらもお茶屋文化を伝える貴重な資料となっています。

館内をぐるっと回るのにだいたい20~30分程。ゆったりと茶屋建築や茶屋文化の歴史に思いをはせてみると営業当時のお座敷の様子をはっきりと想像することができます。

江戸時代の営業当時の姿をそのまま残しているという点を重視するならば「志摩」に訪れるのがおすすめ。また各所に解説も多くあり、お茶屋文化の理解にもつながりやすい点もすばらしい施設だと思います。

続いて現在も現役で営業を続けている「懐華樓」にお邪魔していきます!

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ひがし茶屋街一の大きな茶屋建築が見れる「懐華樓」にも行ってみた!

では続いて懐華樓にお邪魔していきたいと思います!入口の華やかなのれんが印象的ですね!

懐華樓は晩に一組だけお客様をおもてなしする「一客一亭」の営業を今でも続けている老舗お茶屋さんです。夜のお座敷は一見さんお断りとなっていますが、昼間は建物の内部を広く一般のお客さんにも公開しています。

入口には見どころを書いた看板もありましたので、ぜひ一読してから館内へすすみましょう。

さっそく入場!扉をあけると目の前に朱色の上り階段が現れます。

立派な階段に感心していると入口で大変美しい女性がお出迎えしてくださいました。芸妓さんかな…!?とドキドキ。

お茶利用の方は入口近くのお部屋へ、見学の場合は奥で受付をしていますとの事でしたので見学を希望し受付で入館料を支払います。

ワンポイントアドバイス
「北鉄バス1日フリー乗車券」購入の方はフリー乗車券の提示で「見学料100円引き」!
お持ちの方は忘れずに提示するようにしましょう! 

入館料を支払いますと、館内図をいただけます。こちらを見ながら館内を散策していきましょう!こちらの館内図は帰りに返却が必要となりますのでお忘れなく!

こちらも志摩と同様2Fから見学スタート!輪島塗りの階段を上がると広々とした空間が広がります。ひがし茶屋街一大きな茶屋建築とあってやはり内部はゆったりとした造りになっています。

客間には見学者を楽しませる様々な工夫が!

かわいらしい襖絵が目を引きます。模様や絵柄は色鮮やかで華やかなものばかり。やはり現代的な感覚に近いものが多いように見受けられます。

右手に見えるのは加賀友禅の花嫁のれん。婚礼に用いられる特別なもので金沢の伝統的な嫁入り道具なんだそうです。懐華樓には貴重な花嫁のれんが2点あるとの事。淡いピンクののれんが大変かわいらしいですね。

うぐいす張りの廊下にも発見。花嫁のれん…ではなくつい立てかもしれませんね。こちらもかわいらしい細かな絵柄が目を見張ります。こちらは柵などもありませんでしたので間近で見学することができました。

こちらは2F客間のメイン。大座敷の朱の間です。

引きで写真をとれば広さが伝わったのですが…実際に入ってみると十分な広さがあることがわかります!こちらで催される宴会のお席はさぞ華やかなんだろうな~!

うぐいす張りの廊下にある階段から1Fにも降りてみましょう。中庭の前を抜けると金箔畳のお茶室があります。恐る恐る覗いてみますと…

中一面金ぴか~!

金箔張りのお茶室とはなんとも金沢らしい…!優しい明りで金箔畳が輝いていますね。

お茶屋さんの持つ「華やかさ」を体験したいなら現役で営業を続けている懐華樓がおすすめ!広々とした館内でどんなに華やかな宴が催されるのか想像するだけでも楽しい体験となると思います!

お茶屋文化を学ぶ「志摩」、お茶屋の雰囲気を感じる「懐華樓」

2つのお茶屋を比較してみますと大きくわけて以下のような違いがあると感じました!

志摩の特徴
  • 各所に説明があり、お茶屋文化の理解を深めることができる
  • 営業当時のお茶屋の雰囲気をそのまま残している
懐華樓
  • お茶屋さんの華やかな雰囲気を体感することができる
  • ひがし茶屋街一の大きな茶屋建築を見れるのはここだけ

当時茶屋文化を今に伝える「志摩」、現代まで進化し続けてきた「懐華樓」。ともにお茶屋文化を伝える貴重な場所に違いはありません!

ひがし茶屋街観光の際はぜひ立ち寄って実際にお茶屋文化を肌で感じてみてくださいね!次回はひがし茶屋街で購入できる金沢の工芸品をご紹介しますのでお楽しみに!

金沢編もう少し続きます!

参考サイト一覧

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