まなこです!前回はシンガポール動物園の行き方とその魅力について詳しくご紹介しました。前記事はこちらから↓
シンガポール動物園の魅力・行き方について!オープン・ズー・システムで檻がない!?今回は、シンガポール動物園の内部を詳しくご紹介していきたいと思います!
チケットは公式オンラインから事前に購入できますので、まずは購入方法について。
公式オンラインでチケットを購入しよう!
シングルパークチケット
ワイルドライフリザードシンガポールでは4つのパークを運営しています。1つのパークのみ楽しむ場合はシングルパークチケットから選択しましょう。
オンラインから購入することで最大15%OFFになるので、オンラインから購入するのをおすすめします。
※表示されているチケット代は割引前の価格です。
マルチパークチケット
マルチパークチケットは複数パークを楽しみたい方向けのセット販売チケットです。
- 2パーク利用は最大17%オフ。4パーク利用は最大50%オフ。
- オンライン購入は上記よりさらに5%オフ。
- 最初の訪問日を含めてチケット記載の7日以内に1回訪問が可能。
(引用:シンガポール動物園公式HP https://www.wrs.com.sg/en/singapore-zoo.html)
ParkHopper Plus
- 4パークの入場料
- トラム、ボートライド、カルーセルライド付き
※トラム=シンガポール動物園内をめぐる小型バス(ガイド付き)
※ボートライド=リバーサファリのアマゾンリバーをボートでめぐるツアー
※カルーセルライド=シンガポール動物園の回転木馬乗車チケット
4-Park Admission
- 4パーク入場料
- 最大50%オフ(セット購入特典)
2-Park Admission
- 2パーク入場料
- 最大17%オフ(セット購入特典)
トラムライドの詳細
シンガポール動物園内をめぐるトラムはいくつかの停留所から自由に乗り降りすることができます。
トラムライド
- トラム乗り場:トラムストップ1・2・3 or 4
- 料金:大人$5 / 子供$3(チケット購入後乗り放題)
- 時間:8:45amー5:30pm
(出展:シンガポール動物園マップより一部抜粋)
上記マップのオレンジのラインがトラムの走行ルート。園内はかなり広いのでトラムを活用すれば効率よく散策することができます。
チケットを購入するとメールでE-チケットが発券されますので、念のためプリントアウトして当日忘れずに持っていきましょう。
準備が整ったらあとは入場するのみ!
シンガポール動物園の動物たち
まずはツリートップ・トレイルへGO!
まずは入場ゲートの左手にある木の橋を目指して進みます。
(出展:シンガポール動物園マップより一部抜粋)
ツリートップ・トレイルの入口に到着。うっそうと茂る木がまさにリアルなジャングルのよう。
木陰に隠れていた小さなおさる!
こちらは日本の動物園でもおなじみの「ワオキツネザル」!!手が触れそうなぐらい近づいてもまったく逃げない!?みんなまったりリラックスしています。
小川の上にかかる橋の上を進んでいくと、橋の下にはたくさんの魚!と…?
ズームしてみても判別できない…。とんでもない大きさだし、見れば見るほど偽物に見えてくる…
橋をもうちょっと渡った先にももう一匹ワニが…!
こちらも全く動かない…!!(笑)
帰りもこの場所から一切動いておらずやっぱり偽物か?と疑っていましたが、こちら2匹とも「ガビアルモドキ」という名前の本物のワニでした!信じられないほど大きく大変迫力があります…!
ツリートップ・トレイルを大満喫!さらに奥へ進んでみましょう。
4つのショータイムは狙いを定めて!
シンガポール動物園では主に4つのショーが時間を分けて行われていますが、全部見る!となると広い園内をどのようなスケジュールで回るか工夫が必要となります。
以下が2018年現在のショースケジュールです。↓
(出展:シンガポール動物園マップより一部抜粋 ※スケジュールは変更の可能性があります。)
まなすけまなこは象のショーだけは絶対に見たい!ということで11:30の朝のショーに狙いを定めて「エレファント・オブ・アジア」のショーブースへ向かいます。
(出展:シンガポール動物園マップより一部抜粋)
象のショーブースは園内の一番奥にありますが、園内一番端のルートを通って進むと10分~15分ほどの距離だと思います。
左ルートの動物たちを見ながらショーベースに向かいましょう。
シンガポール動物園で見れる珍獣たち
まずはインドネシアのスラウェシ島にのみ住むイノシシの仲間「バビルーサ」!
バビルーサは大きな牙が頭に向かって湾曲しながら伸びていき、顔を突き抜けることから「自分の死を見つめる動物」などとも言われていてる大変ミステリアスな動物。
インドネシア国外で見られるという事は大変珍しく、シンガポール動物園で見られるのは奇跡的!
日本の動物園ではもちろん見ることができませんので、シンガポール動物園を訪れた際は見忘れのないよう!
バビルーサの目の前にはこちらも珍しい「ピグミーヒッポ」!
日本名だと「コビトカバ」。こちらも生息数が少なく世界的に珍しい動物でジャイアントパンダ、オカピとともに三大珍獣と呼ばれています。
野生での環境下に近い状況で飼育することで絶滅危惧種たちのリアルな生態を間近に観察することができます。
迫力のショータイム!エレファント・プレゼンテーション!
11:30開始のエレファント・プレゼンテーションは5頭の象たちによるショーで、ショーベース目の前の池を利用したショー展開が特徴的!
(出展:シンガポール動物園マップより一部抜粋)
象たちがでてきてショーがスタート!
飼育員さんたちの指示で象たちが寝たり…
とっても大きな丸太を水中で運んだり…!
丸太コロコロ…繊細に丸太をコントロールして川の中で動かしていきます。
象たちが一斉にお鼻を伸ばして餌をもらう様子はダイナミック…!
「エレファント・プレゼンテーション」の11:30~のショーを見学すると、すぐ近くのショーベースで12:30から開催される「レインフォレスト・ファイト・バック・ショー」のちょうどよい時間となります。
(出展:シンガポール動物園マップより一部抜粋)
レインフォレスト・ファイト・バック・ショー
「レインフォレスト・ファイト・バック・ショー」は動物たちと原住民たちが外国人開発者から森を守るといったストーリー仕立てのショーで、様々な動物が登場する点が最大の特徴!
英語でのストーリー解説と音楽を聴きながら家族でゆったり鑑賞できるショーです。こちらも屋根があるショーベースですので、急な雨でも安心です。
まなこの一言メモシンガポール動物園の最大の特徴は「オープン・ズー・システム」にあると思います!ゆえに園内での時間配分は以下のようにするのがおすすめです。
- 1日シンガポール動物園で遊べる場合
ショーを中心に時間配分。園内をくまなく散策。
- シンガポール動物園にいる時間はそれほどない場合
ショーよりも見たい動物を中心に園内を散策。
充実のえさやりプログラム!
実はシンガポール動物園ではショー以外にも楽しめるプログラムが充実。トラムもその一つですが、おすすめしたいのが動物たちへの「えさやりプログラム」!
(出展:シンガポール動物園マップより一部抜粋 ※内容は変更の可能性があります)
エサを購入して直接えさやりを体験することができるのは上記リストの※印の動物です。
ほかにも園内の気になる動物たちを一部紹介します!
Proboscis Monkeyはテングザルのこと
東南アジアのボルネオ島の沿岸部、川沿いに広がる密林にのみ生息する長くて大きな鼻が特徴の「テングザル」。
消化しにくい植物を主食にしているため、おなかが太鼓っぱらなのも特徴的ですね。
オラウータンのアスレチック
オラウータンのアスレチックはかなり広々としていてダイナミック!
ロープを渡って自由に移動している様子が観察できます。
だらけきったミーアキャット
こちらは個人的に大変気に入っている一枚。
寝ているかと思いきや…
一応起きていた…!
こんなだらけきったミーアキャットははじめて…!!!感動もつかの間、空からヘリコプターの音がするとすぐさま臨戦態勢に。
ヘリコプターの音が遠ざかるとすぐさまだらだらしだす様子が大変かわいらしい…。いろんな表情を見せてくれます!
すやすやカワウソ
こちらはちょうどお昼寝時間だったようでぐっすりでした。身を寄せ合って眠る様子は何とも愛らしい…。
カワウソは河川付近に生息する動物で泳ぎが得意。陸・水どちらにも適応できる被毛が特徴です。カワウソも密輸、乱獲、駆除、環境汚染などが原因で絶滅の危機に瀕している動物に含まれます。
ニホンカワウソはすでに絶滅してしまいましたが、シンガポールにはまだ野生のカワウソが生息していて街中でもその姿を見ることができるようです。
ワイルド担当はヒョウ(Leopard)
すらっとした体と長いしっぽが特徴的。森林や雑木林、サバンナにある藪や深い草むらなど様々な環境に適応するため、かなり広い範囲で生息しています。
シンガポール動物園のヒョウの飼育環境は平面より立体的なのが特徴的で、ヒョウの生態に合わせた工夫を見て取ることができます。
狩りも得意、生息域も広いヒョウですが、森林伐採による生息域の縮小や、毛皮目的の密猟、家畜を襲う害獣として駆除されたりと様々な要因によって生息数が近年減少している動物の一つです。
こんなにもじっくりヒョウを観察したのは初めての体験でした。
今回じっくり見ていて改めて気付いたことがひとつ…それは…
チーターとヒョウの違い
ヒョウのゾーンからチーターのゾーンへ移動。下の写真はチーター!カメラ目線でばっちりポーズまでしてくれました(笑)
ここでやはりはっきりしたのは、
ということ。
どちらもネコ科の動物なので当たり前といえばそうなのですが、本当によく似ています。細かな違いはというと、
ヒョウ
- 体長:100~170㎝
- 体重:30~70㎏
- 尾長:58~110㎝
- 特徴:足はやや短くがっちりしている
- 柄:やや潰れた円形、黒い縁取りの中に濃い茶の斑点
- 生息域:中国・東南アジア・インド・中央アジア・アラビア半島・アフリカ等幅広い地域に分布
- 生息環境:山地・熱帯雨林・乾燥地帯・湿地等生息域は広い
- 特性:木登り・泳ぎ・跳躍など運動能力に優れている
- 狩りのスピード:60k/h
チーター
- 体長:110~150㎝
- 体重:40~70㎏
- 尾長:60~90㎝
- 特徴:四肢が細く長い・頭が小さい
- 柄:目からほうれい線に沿って黒い筋模様・円形の黒い斑点模様
- 生息域:アフリカ(イラン)・南西アジア
- 生息環境:草原・藪地
- 特性:加速力・制動力
- 狩りのスピード:110k/h(陸上動物No1を誇る)
今回の訪問でその他のネコ科の動物で「ピューマ」とメスの「ライオン」もそっくりな事を発見。
下の写真は「ピューマ」↓
南アメリカ大陸のアンデス山脈から北アメリカ大陸のロッキー山脈まで生息、適応能力が大変高いピューマ!こんなに大きいけれどイエネコやヤマネコと近い種です。
一方下の写真はライオンゾーンのライオンたち。↓
ライオンはオス一頭に対してメス複数等のハーレムを形成。ヘリの音に警戒するメスライオンと微動だにしないオスライオンの様子もちょうど見ることができました。
より野生に近い環境で飼育しているシンガポール動物園ならではの光景ですね。
世界一美しい動物園を満喫しよう!
いかがでしたでしょうか。
シンガポール動物園では絶滅の危機に瀕している動物たちを間近で見られるだけでなく、動物たちがより自然に近い環境で生活できるような飼育の工夫を数多く発見することができます。
生き生きと生活している様子はまさに「世界一美しい動物園」と呼ぶにふさわしいと思います!
次回はシンガポール動物園のすぐお隣に位置する「リバーサファリ」の園内の様子をご紹介していきたいと思いますのでぜひ併せてご覧ください。